学会からのお知らせ

2024年12月20日
重要学会
「小児・AYA世代がん患者等の妊孕性温存に関する診療ガイドライン 2024年12月改訂 第2版」発刊のお知らせ

日本癌治療学会会員各位

がん診療ガイドライン委員会
委員長 長谷川 潔
小児・AYA世代がん患者等の妊孕性温存に関する診療ガイドライン
改訂ワーキンググループ
委員長 鈴木 直


「小児・AYA世代がん患者等の妊孕性温存に関する診療ガイドライン 2024年12月改訂 第2版」発刊のお知らせ

謹啓 平素より格別のご高配を賜り,誠にありがとうございます。

このたび,日本癌治療学会編「小児・AYA世代がん患者等の妊孕性温存に関する診療ガイドライン 2024年12月改訂 第2版」が上梓されました。

本ガイドラインは最新の「Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020」に準拠し,「小児,思春期・若年がん患者の妊孕性温存に関する診療ガイドライン 2017年版」を全面改訂したもので,7年ぶりの発行となります。

厚生労働省は,小児・AYA世代がん患者等の経済的な負担軽減を目指して,国と自治体による妊孕性温存療法に係る経済的支援2021年4月に開始しました。全国にがん・生殖医療ネットワークが広まったことが,この経済的支援開始の一因となりましたが,日本癌治療学会よる2017年版ガイドラインの発刊も重要なゲームチェンジャーになったと言っても過言ではありません。そして現在,妊孕性温存療法の経済的支援の適応を決める際には,2017年版が大きな役割を担っています。一方,2023年3月に閣議決定された第4期がん対策推進基本計画の「2. がん医療(1)がん医療提供体制等」の中に,「⑧ 妊孕性温存療法について」が施策の一つに加えられました。2024年版ガイドラインの役割はさらに重要なものになると予想されます。

さて,2024年版は,女性生殖器,乳腺,泌尿器,小児,造血器,骨軟部,消化器,脳の8つの領域に新たに肺,耳鼻咽喉・頭頸部,膠原病が加わり11領域をカバーしています。従来の性腺毒性分類は,2003年のASCOの分類表以降の国際的な報告を元に最新のJSCO分類として生まれ変わりました。 本ガイドラインが,小児・AYA世代がん患者の希望につながることを心から祈念いたしております。ぜひ,医療現場で本ガイドラインをご活用いただければ幸いです。

謹白

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

書 名:小児・AYA世代がん患者等の妊孕性温存に関する診療ガイドライン 2024年12月改訂 第2版

編 集:日本癌治療学会

発行元:金原出版株式会社

仕 様:B5判・576頁

定 価:7,150円(6,500円+税)

ISBN   :978-4-307-30156-5

発行日:2024年12月20日

以上

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【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人日本癌治療学会 事務局 ガイドライン担当(福田)
E-mail:

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