学会からのお知らせ

2022年12月21日
重要学会関連団体
ESMO-JSCOフェローシッププログラム2023に関するご案内

会員のみなさまへ

 
がん医療の高度専門化や急速に進むグローバル化といった状況を鑑み、本学会では2015年より米国の専門家を紹介し、継続して助言・指導を受ける機会を提供するプログラムを、本学会若手研究者に対して展開しています。
欧州でのプログラムに関しては、2014年より本学会とEuropean Society for Medical Oncology (ESMO)で協議を開始し、ESMOの全面的な協力を得、2018年を第1回、2019年を第2回派遣としてESMO/JSCO Fellowship Programを展開しています。

2020年、2021年はCOVID-19の影響により、派遣は中断されましたが、2022年のESMOパリ大会より本プログラムは再開されました。

2023年のプログラムでは、本学会より若手フェローを推薦し10月20日~24日にマドリッドで開催されるESMO学術集会に派遣、さらに同学術集会終了後、更に3日〜1週間程度、欧州の有名な研究施設・病院をESMOの紹介で訪問し、先方のシニアにホストしてもらいメンター関係を築いていただきます。

帰国後もメンター・フェロー関係を続け、またメンターを本学会学術集会に招待し、継続的かつ濃厚な関係構築を目指します。

2022年12月21日

日本癌治療学会 国際委員会
委員長 河野浩二

ESMO/JSCOフェローシップ・プログラム2023概要
1)派遣先: ESMO2023(マドリッド)および欧州内施設
2)期 間: 2023年10月下旬からの1週間~10日間程度(ESMO2023会期 10/20~24)
※第61回日本癌治療学会学術集会(JSCO2023)横浜大会の会期と重複しており、ESMO/JSCO Fellowship Program2023にご参加の場合には、JSCO2023にはご参加が難しいスケジュールとなっております。
3)人 数: 1~2名(ESMO受け入れ状況および応募者の対応可能欧州言語により、最終的な派遣人数決定)
4)特 典: ESMO2023登録料免除、旅費・滞在費・海外旅行保険費等として本学会より最大50万円支給(さらに翌年の本学会学術集会での報告の機会を与えられる)
5)対象領域: 上部消化器、下部消化器、肝胆膵、乳腺、呼吸器、泌尿器、婦人科、薬理学
応募資格
1) 応募時で40歳以下であること。
2) 本学会会員歴が、本学会事業年度2021年度からあること。またはそれ以前から会員歴があること。
3) 上部消化器、下部消化器、肝胆膵、乳腺、呼吸器、泌尿器、婦人科、薬理学のいずれかを専門領域としていること。
4) 英語(またはその他の欧州言語)でのスムースかつ積極的なコミュニケーションが可能なこと(会話が困難な方は応募不可)
5) 本学会学術集会において最低1つの筆頭演者としての演題登録があること。
6) 推薦者を有すること。ただし1推薦者につき1名のみの応募を有効とする。
7) 過去に本プログラムでの渡欧経験がないこと。
8) ESMO会員であること。または派遣が決定した際に速やかにESMO会員になること。
選考に関して
1) 応募理由、推薦者査定表、本学会学術集会への演題登録数、また、IJCO・ICCJへの投稿数などをもとに多角的に審査。
2) 2名の派遣となった場合、上部消化器、下部消化器、肝胆膵、乳腺、呼吸器、泌尿器、婦人科、薬理学の各領域から重複しない派遣を基本原則とする。
3) 同一施設からの派遣は原則1名とするが、診療科または領域が異なれば、その限りではないが、基本、 複数施設からの派遣を原則とする。
4) 若手研究者育成を目的とする本プログラムの性質上、35歳以下の研究者を優先的に選考することがある。また、過去にASCOとの渡米プログラムに派遣された会員の優先順位を低くすることがある。
選考された場合の義務
1) 選考された場合には必ず渡欧すること(※選考結果通知は5月~夏頃を予定していますが、ESMOのスケジュールにより遅くなる可能性もあります)。
2) 選考された場合には必ず速やかにESMO会員になること。
http://www.esmo.org/Membership/Join-ESMO
3) プログラム終了後、英文報告書、経費報告書・領収書を速やかに提出すること。
4) プログラム終了後も継続してメンターとの関係を構築すること。

応募方法
 次の4点を申し込み締め切り期日、2023年2月24日 13:00までに下記宛先まで電子メール送信のこと。
1) Application(申請用紙)
2) 和文・英文CV(英文CVは英文論文業績を含むこと)
*英文CVには、対応可能な語学を明記してください。
【例】Language
Japanese: Native, English: Advanced business level, French: Business level.
3) 英文応募理由(A4・1枚)
*興味の対象、渡欧して体験したいことなど具体的な記述を含むこと。
4) Reference(推薦者査定表)
*電子メールでご応募いただきますので、推薦者直筆サイン入り書類の提出はスキャン・データで問題ありません。

ご応募先及びお問い合せ先
 ・ 応募先: 日本癌治療学会 ESMO/JSCOフェローシップ・プログラム係
電子メール送付先:
運営委員
  日本癌治療学会 国際委員会・編集委員会・教育委員会
選考日程等
2023年2月24日 13:00 応募締切
2023年3月頃 日本国内書類審査
2023年4~5頃 ESMOによるメンター/フェロー・マッチング
2023年5月~夏頃 選考結果及び派遣先通知
2023年夏~9月頃 フェロー自身によるメンター施設等訪問詳細の調整

*選考スケジュールは予告なく変更となる場合もありますが、あらかじめご了承ください。

*2023年の第61回日本癌治療学会学術集会(JSCO2023)とESMO学術集会の会期が重複しております。JSCO2023は基本、現地開催となりますので、ESMO/JSCO Fellowship Programにて欧州に派遣されることになった会員様におかれましては、JSCO2023に演題登録され採択された場合にあっても、JSCO2023でのオンライン形式でのご発表はお難しいことをあらかじめご了承ください(例年、本学会の演題登録期間は、1月下旬頃からGW頃です)。

添付ファイル

  • がん診療ガイドライン
  • 学術集会抄録アーカイブサイト