PAL(Patient Advocate Leadership)プログラムの活動主旨について
日本癌治療学会では、医療者と患者さん・ご家族が同じ目線で学び、ともに考え、協働しながらより良いがん医療を実現することを目指し、第47回学術集会(2009年・横浜)よりPAL(Patient Advocate Leadership)プログラムを開始しました。
PALとは、”Patient Advocate Leadership”の略であり、「患者さんとそのご家族を支援する活動の中心となる人」を意味します。
PALプログラムは、次の2つを目的としています。
第一に、患者さんやその家族や支援者が、学術集会と同時開催されるPALプログラムに参加し、最新のがん医療や研究、ケアについて学ぶとともに、医療者、研究者、多職種との交流や対話を通じて理解を深め、患者・家族支援の担い手として成長すること。
第二に、同時開催される学術集会にも可能な範囲で参加し、得た知識や経験を地域や患者会活動などへ持ち帰り、多様な立場の人々との対話と協働を通じて、患者・市民参画を推進し、より良いがん医療の実現に貢献すること。
創設以来17年以上にわたり、多くの患者さんやその家族や支援者がPALプログラムに参加し、患者・家族と医療者の相互理解を深めるとともに、全国各地で患者の視点を活かした活動へと学びをつないできました。
近年、患者さんやそのご家族、そして市民は、医療を受ける立場にとどまらず、医療、研究、教育、政策形成、学会活動などのパートナーとして参画することが期待されています。国内外では、そのような患者・市民参画(Patient and Public Involvement:PPI)の考え方が広がり、日本癌治療学会においても市民会員制度の創設など、新たな取り組みが始まっています。
PALプログラムは、これまで培ってきた「学び」と「交流」の歴史を継承しながら、患者・市民と医療者・研究者がともに学び、ともに対話し、より良いがん医療を共創する場として発展していきます。
そして参加者一人ひとりが学びを地域へ持ち帰り、新たな対話と協働を生み出すことで、より良いがん医療の実現に貢献することを目指します。
2026年7月1日
一般社団法人日本癌治療学会
社会連携・PAL委員会
委員長 江口 英利
患者連携・PALプログラムワーキンググループ
委員長 片山 佳代子
活動の様子
患者・家族支援プログラムでは、がん医療に関する理解と、最新の情報を理解することを目的に、トピックに応じた様々な解説セミナーやポスター発表、PALラウンジの設置などを行なっています。
参加者から医療者の方へのThank you Board
会場風景
過去のPALプログラム開催概要一覧
参加者から医療者の方への「Thank you message」一覧
過去のPAL ASCO参加報告一覧
※国内の新型コロナウイルスの感染拡大状況に鑑み、ASCOへの参加助成を本学会としておこなわないこととなりました※
2019年
PAL・ASCO2019参加助成事業報告書:乳がん体験者の会「マリアリボン」 岩澤玉青
ASCO2019報告:一般社団法人CSRプロジェクト 桜井なおみ
PAL ASCO2019参加助成事業 2019年度 PAL報告書:日本癌医療翻訳アソシエイツ 野中希
2018年
PAL ASCO2018 報告:田村英人
ASCO2018に参加して:若年がんサバイバー&ケアギバー集いの場くまの間 加藤 那津
PALASCO2018助成参加報告:日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT・ジャムティ) 野中希
2017年
PAL ASCO2017 派遣報告:鈴木 貴子
ASCO2017に参加して:若年がんサバイバー&ケアギバー集いの場くまの間 加藤 那津
2016年
PAL ASCO2016 派遣報告:特定非営利活動法人キュアサルコーマ 理事長 大西 啓之
ASCO2016に参加して:若年がんサバイバー&ケアギバー集いの場くまの間 加藤 那津
ASCO2016参加報告:特定非営利活動法人 がんピアネットふくしま 理事長 鈴木 牧子
ASCO2016参加報告:特定非営利活動法人 がんピアネットふくしま 理事長 鈴木 貴子
2015年
PAL ASCO2015 派遣報告:特定非営利活動法人キュアサルコーマ 理事長 大西 啓之
ASCO2015に参加して:NPO法人ミーネット 加藤 那津
2014年
ASCO Patient Advocate Programにみる患者への期待:NPO法人 HOPEプロジェクト 理事長 櫻井 なおみ