2023年/2024年事例検討

CQ①
PIK3CA遺伝子変異を有する固形がんに対して
エベロリムスは勧められるか

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質問 はい いいえ わからない
PIK3CA遺伝子変異を有する固形がんに対して、エベロリムスの適応外で使用を提案するか? 0 10 0
PIK3CA遺伝子変異を有する固形がんに対して、エベロリムスの受け皿試験 (NCCH1901) を提案するか?
(※なお、当該コホートは終了しています。2025/1月現在)
1 8 1
PIK3CA遺伝子変異を有する固形がんに対して、適格となるmTOR阻害薬の臨床試験/治験があれば提案するか? 10 0 0

投票はがんゲノム医療中核拠点病院を対象に行われました

CQ②
Blood tumor mutational burden high (bTMB-H)の固形がんに対して免疫チェックポイント阻害薬は勧められるか

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アンケート日 (1) 2024年2月29日 (木)
bTMBに基づいてペムブロリズマブを推奨/考慮しますか (bTMBが保険診療内であるとして) 22 8 0
推奨・考慮する場合のカットオフは?

14muts/Mb

6

10muts/Mb

6

わからない

10
実際にペムブロリズマブを提案したことがありますか? 6

実際にペムブロリズマブを投与したことがありますか? 0

bTMBに基づいて他の免疫チェックポイント阻害薬を推奨/考慮しますか? アンケート実施せず
bTMBに基づいて治験を推奨/考慮しますか? 17 6
bTMBに基づいて受け皿試験 (NCCH1901) を推奨/考慮しますか (該当するような免疫チェックポイント阻害薬のコホートがあれば)? 8 15
bTMBに基づいてその他の臨床試験を推奨/考慮しますか (該当するような免疫チェックポイント阻害薬の試験があれば)? 14 2
◆アンケート日 (2) 2024年6月27日 (木)
bTMBに基づいてペムブロリズマブを推奨/考慮しますか? 32 2 3
推奨・考慮する場合のカットオフは?

14muts/Mb

22

10muts/Mb

6

わからない

6

CQ③
BRAF変異の固形がんに対して
ダブラフェニブ+トラメチニブは勧められるか

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質問 はい いいえ わからない
class 1 BRAF変異陽性進行固形がん症例に対して、ダブラフェニブ+トラメチニブは勧められるか? 26 0 0
上記は、がん種によって違いがあるか? 0 26 0
class 2 BRAF変異陽性進行固形がん症例に対して、ダブラフェニブ+トラメチニブは勧められるか? 0 24 0
class 2 BRAF変異陽性のうち、BRAF融合遺伝子陽性の場合、ダブラフェニブ+トラメチニブは勧められるか? 4 20
class 2 BRAF変異陽性のうち、BRAF融合遺伝子陽性の場合、MEK阻害薬単剤は勧められるか? 15

class 3 BRAF変異陽性陽性進行固形がん症例に対して、NF1あるいはRAS変異などが併存する場合、ダブラフェニブ+トラメチニブは勧められるか? 0 22
class 3 BRAF変異陽性陽性進行固形がん症例に対して、NF1あるいはRAS変異などが併存しない場合、ダブラフェニブ+トラメチニブは勧められるか? アンケート実施せず

CQ④
HRD (homologous recombination deficiency)

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質問 はい いいえ わからない
生殖細胞系列BRCA1/2病的バリアントを有する固形がん (乳がん/卵がん/前立腺がん/膵がん以外) でPARP阻害薬を推奨/提案しますか? 18 16 6
gATM変異のある前立腺がんに対して、olaparibを推奨/提案しますか ? 9 25 6
BRCA1/2以外のHRD関連遺伝子変異に対して、PARP阻害薬を保険適用外として推奨/提案しますか? 6 27 7
BRCA1/2以外のHRD関連遺伝子変異に対して、NCCH1901試験のNiraparibを推奨/提案しますか? (※なお、当該コホートは終了しています。2025/1月現在) 11 20 9
gPALB2とsPALB2で治療薬の選択について対応を変えますか? 1 23 11
(がんゲノム医療拠点病院を対象にアンケート実施) がんゲノム医療中核拠点病院が、当該遺伝子変異に対してNCCH1901の対象としているかどうかによって推奨度に影響がありましたか? 24 0

CQ⑤
PTEN/TSCとmTOR阻害薬

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質問 はい いいえ わからない
PTEN変異症例に対してエベロリムスを推奨/提案しますか? 5 30 3
TSC1/2変異症例に対してエベロリムスを推奨/提案しますか? 4 27 4

CQ⑥
Capivasertibについて

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質問 はい いいえ わからない
◆アンケート日 (1) 2024年06月27日 (木)
カピバセルチブの適応を判断するために、F1LCDxを使用しますか? 16 13 4
F1LCDxでPIK3CA/AKT1/PTEN変化がある場合に、カピバセルチブを推奨しますか (組織でのF1CDxがCDxですが、liquidの扱いは)? 25 3 4
カピバセルチブの適応を判断するために、F1CDxを、初回内分泌療法中から提出しますか? 6 19 6
カピバセルチブ適応判断のために、他院からの紹介を受け入れますか? 7 16 7
◆アンケート日 (2) 2024年07月25日 (木)
AKT1 L52R変異 (CAPItello-291試験 対象外の変異) が検出された乳がんに対して、カピバセルチブを推奨/提案しますか? 25 1 9
◆アンケート日 (4) 2024年12月26日 (木)
施設で「トルカプ® 錠(一般名:カピバセルチブ)のためのコンパニオン診断結果サポートプログラム」を行いますか? 29 4 19

CQ⑦
Pazopanib

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質問 はい いいえ わからない
FGFR活性化変異(増幅を含む)に対してパゾパニブ (NCCH1901) を提案するか? (※なお、当該コホートは終了しています。2025/1月現在) 4 22 10
KIT変異のGISTに対してパゾパニブ (NCCH1901) を提案するか? (※なお、当該コホートは終了しています。2025/1月現在) 4 22 10
PDGFRA D842V変異のGISTに対してパゾパニブ (NCCH1901)を提案するか? (※なお、当該コホートは終了しています。2025/1月現在) 1 17 17

CQ⑧
MET増幅

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質問 はい いいえ わからない
組織CGPでMETコピー数10以上で、他にドライバーを認めた場合、カプマチニブを推奨しますか? 23 16 12
組織CGPでMETコピー数6~10で、他にドライバーを認めなかった場合、カプマチニブを推奨しますか? 17 24 8
組織CGPでMETコピー数10以上で、他にドライバーを認めなかった場合、クリゾチニブを推奨しますか? 28 9 12

CQ⑨
HRD signatureについて

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質問 はい いいえ わからない
HRDsig POSITIVEの場合について、卵巣がんの場合、PARP阻害薬を推奨/提案しますか? 22 7 8
HRDsig POSITIVEの場合について、卵巣がんの場合で、PARP阻害薬治療歴がある場合、PARP阻害薬を推奨/提案しますか? 1 24 7
HRDsig POSITIVEの場合について、卵巣がんの場合で、Niraparibの受け皿試験 (NCCH1901) を推奨/提案しますか?* 6 21 7
HRDsig POSITIVEの場合について、前立腺がんの場合、PARP阻害薬を推奨/提案しますか? 16 12 8
HRDsig POSITIVEの場合について、前立腺がんの場合で、Niraparibの受け皿試験 (NCCH1901) を推奨/提案しますか?* 18 7 9

CQ⑩
注意すべきBRCA1/2変異症例
(reversion mutation症例、T-only検査におけるlow VAF症例)

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質問 はい いいえ わからない
Reversion mutationがある場合、PARP阻害薬を推奨しますか? 0 19
Reversion mutationであるかどうかを確認していますか? 27 3
FOLFIRINOX抵抗性の膵がんでgPALB2が検出された場合、PARP阻害薬 (受け皿試験を含む) を推奨しますか? 2 27

CQ⑪
Everolimus in CTNNB1-and PIK3CA-mt SPN

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質問 すべての症例で推奨する がん種によっては推奨する 推奨しない わからない
CTNNB1変異単独でmTOR阻害薬を推奨しますか? 0 1 31 4
CTNNB1変異+PI3K経路変異でmTOR阻害薬を推奨しますか? 0 22 9 5
SPN症例でmTOR阻害薬を使用した経験はありますか? はい:3 いいえ:30

CQ⑫
乳がんに対するオラパリブのコンパニオン診断としてのMyChoice

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質問 はい いいえ わからない
◆アンケート日 (1) 2024年10月31日 (木)
F1CDxで、BRCA1/2変異が検出された場合 (オラパリブの適応が“生殖細胞系列”に限定されないという前提で)、オラパリブの使用を推奨しますか? 21 3 0
何らかの状況で、somatic BRCA1/2病的バリアントが判明している場合に、乳がん再発高リスクの場合、「術後」オラパリブを推奨しますか? 1 22 5
◆アンケート日 (2) 2024年12月26日 (木)
F1CDxでBRCA1/2病的バリアントが検出された場合、乳がん術後で、再発高リスクの場合、オラパリブを使用しますか? 11 8 14
F1CDxでBRCA1/2病的バリアントが検出された場合、転移・再発乳がんの場合、オラパリブを使用しますか? 25 0 5

CQ⑬
FGFR

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質問 はい いいえ わからない
キナーゼドメインが保持されないFGFR2融合バリアントに対してBELIEVE試験 (受け皿試験) におけるpemigatinibを推奨しますか? 2 35 8
FGFR3融合陽性固形がんに対してBELIEVE試験 (受け皿試験) におけるpemigatinibを推奨しますか? 25 10 11
FGFR2増幅に対してBELIEVE試験 (受け皿試験) におけるpemigatinibを推奨しますか? 3 30 11
FGFR2やFGFR3における活性化変異に対してBELIEVE試験 (受け皿試験) におけるpemigatinibを推奨しますか?


例1: FGFR2 N549K変異陽性 乳がん 13 21 13
例2: FGFR3 S249C変異陽性 膀胱がん 17 16 13

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