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2024年5月吉日
日本癌治療学会会員 各位
一般社団法人日本癌治療学会 がん診療ガイドライン委員会 委員長 長谷川 潔 制吐薬適正使用ガイドライン改訂ワーキンググループ 委員長 青儀 健二郎
HER2陰性CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対する ゾルベツキシマブ併用一次化学療法における制吐療法 (制吐薬適正使用ガイドライン速報)
謹啓 日本癌治療学会会員の皆様におかれましては,益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。 さて,本年3月26日に「CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃癌」を適応症として製造販売承認を取得した抗Claudin 18.2抗体薬であるゾルベツキシマブが5月22日に薬価収載されました。 これによりCLDN18.2陽性(免疫染色にて75%以上のがん細胞において発現が2+以上)の治癒切除不能な進行・再発の胃がんの治療成績の向上が期待される一方で,ゾルベツキシマブは催吐性が高く,その使用に際して適切な制吐療法を行う必要があります。 本件につき,将来的には診療ガイドラインへの反映を予定しておりますが,ゾルベツキシマブの導入に際して日常診療において適切な制吐療法を遅滞なく行うことができるよう,下記のとおり,速報を発信いたします。
謹白
記
HER2陰性CLDN18.2陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃がんに対するゾルベツキシマブ併用一次化学療法における制吐療法(制吐薬適正使用ガイドライン速報)
以上