会員のみなさまへ
がん医療は短期間に驚くほどに高度専門化し、これに関わる医師・研究者には、自らの専門性を高めるとともに、役割を分担して医療チームの一員として機能するための共通知識の習得が求められています。また、がん医療のグローバル化が急速に進み、国際協調なくして日常医療すら成り立たない時代になりつつあります。本制度は、こうした状況に鑑み、ASCOと協働して、短期間の訪米中に著明な米国の専門家を紹介し、継続して助言・指導を受ける機会を提供する、臨床腫瘍医育成プログラムです。
本プログラムは、毎年Chicagoで開催されるASCO学術集会に日本から若手フェローを推薦・派遣し、同学術集会終了後も更に3日~1週間程度、米国の有名な研究施設・病院をASCOの紹介で訪問し、先方のシニアにホストしてもらいメンター関係を築くものです。帰国後もメンター・フェロー関係を続け、またメンターを本学会学術集会に招待し、継続的かつ濃厚な関係構築を目指します。
2012年よりASCO/JSCOで協議を開始し、2015年には、日米の5大がんを対象領域としてフェロー5名を選出、 はじめて米国へ派遣しました。2016年には、泌尿器、婦人科、2017年には、さらに薬理学にも拡大し、若手研究者を募集しました。2024年派遣では、上部消化器、下部消化器、肝胆膵、乳腺、呼吸器、泌尿器、婦人科、薬理学を専門とする40歳以下の研究者最大6名を派遣しますので、みなさまふるってご応募ください。
2023年6月23日
日本癌治療学会 国際委員会
委員長 河野浩二
第7回ASCO/JSCOフェローシップ・プログラム募集概要・募集告知
<ASCO/JSCOフェローシップ・プログラム2024概要>
1)派遣先: |
ASCO2024(シカゴ)および米国内研究施設 |
2)期 間: |
2024年5月下旬からの約10日間 (ASCO2024会期 5/31~6/4) |
3)人 数: |
最大 6名 |
4)特 典: |
ASCO2024登録料免除、旅費・滞在費・海外旅行保険費等として最大80万円支給。また本学会学術集会での報告の機会を与えられる。 |
5)対象領域:
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上部消化器、下部消化器、肝胆膵、乳腺、呼吸器、泌尿器、婦人科、薬理学 |
応募資格
1) |
応募時で40歳以下であること。 |
2) |
本学会会員歴が、本学会事業年度2022年度からあること。またはそれ以前から会員歴があること。 |
3) |
上部消化器、下部消化器、肝胆膵、乳腺、呼吸器、泌尿器、婦人科、薬理学のいずれかを専門領域としていること。 |
4) |
英語でのスムースかつ積極的なコミュニケーションが可能なこと (英会話が困難な方は応募不可)。 |
5) |
本学会学術集会において最低1つの筆頭演者としての演題登録があること。 |
6) |
推薦者を有すること。ただし1推薦者につき1名のみの応募を有効とする。 |
7) |
過去に本プログラムでの渡米経験のないこと。 |
8) |
ASCO会員であること。または派遣が決定した際に速やかにASCO会員になる意志のあること。
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選考に関して
1) |
応募理由、推薦者査定表、本学会学術集会への演題登録数、IJCO・ICCJへの投稿数などをもとに多角的に審査。 |
2) |
上部消化器、下部消化器、肝胆膵、乳腺、呼吸器、泌尿器、婦人科、薬理学の各領域から重複しない派遣を基本原則とする。 |
3) |
同一施設からの派遣は原則1名とするが、診療科または領域が異なれば、その限りではない。しかしながら、同一施設からの派遣は、全派遣人数の半数を超えない範囲とする。 |
4) |
若手研究者育成を目的とする本プログラムの性質上、35歳以下の研究者を優先的に選考することがある。また、過去にESMOとの渡欧プログラムに派遣された会員の優先順位を低くすることがある。 |
選考された場合の義務
1) |
選考された場合には必ず渡米すること。
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2) |
選考された場合には渡米前にASCOの会員となること。
join.asco.org/ |
3) |
プログラム終了後、英文報告書、経費報告書・領収書を速やかに提出すること。
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4) |
プログラム終了後も継続してメンターとの関係を構築すること。 |
5) |
ASCOが主催するプログラム(例:ASCO Breakthroughなど)で参加可能なものには、無理のない範囲で積極的に取り組むこと。
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応募方法
次の5点を申し込み締め切り期日、【
8月21日 13:00まで】に下記宛先まで電子メール送信のこと。
1) |
Application(申請用紙)※下記「添付ファイル」よりダウンロードしてください。 |
2) |
和文・英文CV(英文CVは英語論文業績を含めること)
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3) |
英文応募理由(A4・1枚)
*興味の対象、渡米して体験したいことなど具体的な記述を含むこと。 |
4) |
Reference(推薦者査定表)※下記「添付ファイル」よりダウンロードしてください。
*電子メールでご応募いただきますので、推薦者直筆サイン入り書類の提出はスキャン・データで問題ありません。 |
ご応募先及びお問い合せ先
・応募先: |
日本癌治療学会 ASCO/JSCOフェローシップ・プログラム係 |
・電子メール送付先: |
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運営委員
日本癌治療学会 国際委員会・編集委員会・教育委員会
選考日程
2023年8月21日 |
13:00 応募締切 |
2023年9月頃~ |
日本国内書類審査 |
2023年10月頃~ |
メンター/フェロー・マッチング
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2023年12月頃~ |
選考結果及び米国内派遣先通知 |
2024年1月頃~ |
フェロー自身によるメンター施設訪問詳細の調整 |
*選考スケジュールは予告なく変更となる場合もありますが、あらかじめご了承ください。
*2023年に本プログラムで米国に派遣されたフェローの報告発表セッションが第61回日本癌治療学会学術集会(2023年10月19日~21日、横浜)にて行われます。ご興味のある方は是非ご参加ください。
●https://congress.jsco.or.jp/jsco2023/
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これまでにJSCOフェローを受け入れたメンター施設例
City of Hope, Cleveland Clinic, Icahn Mount Sinai School of Medicine, Karmanos Cancer Center, Levine Cancer Institute, Lombardi Cancer Center, Mayo Clinic, MD Anderson Cancer Center, Morehouse School of Medicine, National Cancer Institute, Northshore, Northwestern University, Oregon Health and Science University, Parkview Cancer Institute, Roswell Park Comprehensive Cancer Center, Sidney Kimmel Comprehensive Cancer Center at Johns Hopkins, Smilow Cancer Center, Tulane University School of Medicine, UCLA, University of Chicago, University of Colorado, University of Kansas Medical Center, University of North Carolina, Vanderbilt University, Washington University at St. Louis, Wayne State University, Yale University
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