学会からのお知らせ

2026年08月25日
学会
制吐薬適正使用ガイドライン速報発信のお知らせ

2026年8月25日

日本癌治療学会会員各位

一般社団法人日本癌治療学会
がん診療ガイドライン委員会
制吐薬適正使用ガイドライン改訂ワーキンググループ
委員長 青儀 健二郎


制吐薬適正使用ガイドライン速報発信のお知らせ


謹啓 平素より格別のご高配を賜り,誠にありがとうございます。
この度,『制吐薬適正使用ガイドライン 2023年10月改訂第3版』の速報を発信しましたので,お知らせ申し上げます。
同ガイドライン第3版において高度催吐性薬剤に対して推奨している4剤併用療法のうち,オランザピンは『使用上の注意』において糖尿病もしくは耐糖能異常のある患者に対しては投与禁忌との条項がありましたが,この度,2026年7月29日開催の医薬品等安全対策調査会においてオランザピンの効能・安全性が再検討された結果,禁忌条項が削除されることとなりました。
ただし,糖尿病またはその既往のある患者に対してオランザピンを使用する場合は,血糖コントロールが安定していることを確認のうえ,入院管理でスライディングスケールを用いた血糖管理を行いながら化学療法を行うこと,化学療法前の検査で糖尿病が判明した場合や,血糖コントロールが不良と判断される糖尿病患者に対しては,内分泌内科・糖尿病内科にコンサルトを行い,化学療法前に十分な血糖コントロールを行うこと,血糖管理難渋例では次コース開始前に血糖管理方法について内分泌内科・糖尿病内科にコンサルトを行うこと,また退院後の外来管理時については,スライディングスケール管理が必要な血糖値が続く場合や,平時よりも血糖値が高い場合は,留意すべき臨床症状,緊急時の連絡先の明示等,継続的な血糖管理の対応にご留意いただく内容になっております。
ぜひとも,ご参照くださいますようお願いいたします。

 

謹白

制吐目的としてのオランザピン投与時の血糖管理について(制吐薬適正使用ガイドライン速報版)
制吐目的としてのオランザピン投与時の血糖管理について(要約版)
“抗がん剤治療による吐き気止めとしてオランザピンを処方された患者さんへ”2026年版

以上